CREATE 1998/06/09

Bianchi Advantage


Bianchi Advantage

サドルは慣れないと怖いのでちょと下げてます。
それと、サイドスタンドはそのうち外すので許してください。

ぜんぜん買うつもりなかったのに、チャリンコを衝動買いしてしまいました。
イタリアの Bianchi (ビアンキ) です。
Bianchi では、ハイエンドモデルはイタリアで作り、 ローエンドは、日本とかで作らせているそうです。
わたしの買ったやつは、日本で作っているやつです。
(でもやっぱ、イタリア車 にはちがいないですよね!?)。

はじめは、いいチャリンコないかなー、という軽いノリで、プロショップをのぞきに行ったのです。
我が愛車 OW-1 君 は、17年も酷使されて、メカ的にもけっこうガタもきていたし、塗装面とかメッキ部分など、アップにはちょっと耐えないなぁー、 っていう状態だったので、たまに自転車屋をのぞいたりしていたのです。

なんていうか、自転車屋をのぞいても、 欲しいタイプのものがどうも見つからない。
単車で言えば、 カフェレーサー風のチャリンコ って、世の中に存在していないのかー。
いや、存在するにはしているのです。
しかし、わたしにはとても買えるようなシロモノではないのです。
安いやつで、ン十万円ですからねー。

だからまあ、そのン十万円は高嶺の花 (死語か?) にしておいて、 ほかになんかいいのないかなー、と思ってプロショップに行ったのですよ。

とりあえず、わたしの欲しいと思うチャリンコの条件を挙げると、

  • 街乗りに使える
  • ツーリングにも適している
  • ロードスポーツみたいな極端な速さは必要ない
  • でもかなり速くないとだめ

というようなものだったので、店のお兄さんといろいろ話ししていたのです。

ショップの店頭では、マウンテンバイクと、ロードレーサーは、 けっこうよく見かけるのですが、その中間的な製品はほとんど見かけません。
そのショップ (仮に「テラオ」としておきましょう) の店頭も、 ほとんどのものが、マウンテンバイクと、ロードレーサーでした。
そんな中で、「トレッキング」と称して売られているなかの1台が、 けっこうわたしの求める条件を満たしていました。

それは Bianchi というメーカーの Advantage という車種でした。
フレームは明るいグリーンで、 最初は、色があんまり好きじゃないなー、と思いました。
ところが、この色は、通称 Bianchi カラー という、有名な色だそうです。
Bianchi を選ぶのだったら、是非この色を選びたい、 というような類の色 なのだそうです。
この Bianchi カラーと、毎年変わるオプショナルカラーの2色が選べるのですが、 Bianchi Advantage の今年のオプショナルカラーは、ダークブルーでした。


Bianchi Advantage

ロードレーサーとの違いですが、まとめると、

タイヤ ロードレーサーよりもやや太くて、 ママチャリよりは細いかなという感じ。OWです。
これは街乗り、ツーリングには適していそうです。
フレーム ロードレーサーと比較したら微妙に角度とか重さとか違うのだろうけど、 材質もクロモリだし、見た感じではほとんど変わらず。 やっぱあんまり変わらないと思うのだけど、よくわからず。
チューブは、ちゃんと、エンドの部分だけ厚くなっていました。
車両の全重量 ロードレーサーは 10kg くらいなのに対し、 Advantage は 11.8kg だった。
2kg くらい重いんだけど、フレーム、ギアの歯数、タイヤ、ホイール くらいかな。重さの違う箇所っていうのは。
ハンドル これは大きく違います。
ロードレーサーはドロップハンドルですが、 Advantage には、マウンテンバイクと同じタイプの、 フラットハンドルが付いていました。
わたしは、フラットハンドルはヒジョーに気に入りません。
ドロップハンドルに交換します。
シフタ ハンドルの形状が違うので、シフタが違っています。
フラットハンドルのシフタは、 マウンテンバイクのやつを使ったことあるのですが、 けっこう使いにくいと思っていました。
そういうものだと諦めていたのですが…。
ロードレーサーのシフタは、 最近はほとんど、STI システムになっています。
ブレーキレバーとシフトレバーが一体になっていて、 横方向に動かすことにより、シフトすようになっています。
したがって、シフト時にハンドルから手を離さなくて良いのです。
これは良いですねー。
(わたしはぜんぜん知りませんでした)。
ブレーキ ロードレーサーは、普通、サイドプルだけど、 Advantage はカンティレバー。
輪行とかするんだったら、カンティレバーのほうがラクですね。
ステム ロードレーサよりL型の角度がゆるやかです。
レース用ではないので、交換せず、このままにしておきます。
ま、慣れてきたらポジションをいじるという意味で、 交換してしまうかも知れませんが…。

ま、だいたいこんなもんですか。


Bianchi Advantage

店のお兄さんとの話が、Bianchi Advantage に進み、 パーツを取り換えるのも差額だけでOKですよ、とかいう話をしていたときに、店のお兄さんは、 「ドロップハンドルに変えて、STI レバーに変えるくらいで、 あとはこのままでいけるんと違うかな」と言いました。
それはまさに、わたしの求めているバイク像に極めて近かったのでした!
「この兄ちゃんは、 おれのことをわかってくれている!」 という思いが身体じゅうを駆けめぐりました。

ちょうどそのとき、「テラオ」には、大学生っぽい2人組が来ていたのですが、 そのうち一人が、マウンテンバイクを買うということで、いろいろ見ていました。
しばらくして、6万円台のマウンテンバイクに決めたようでした。
こりゃー、おれも買うっきゃないぜー。

マウンテンバイクが売れたため、わたしと話ししていたお兄さんが、 彼らの対応を始めてしまい、わたしは放っとかれるような状態になったので、カタログとか、現物とか見て、検討していたのですが、 だんだんその気になってくるというか、 先の Bianchi カラーもだんだん好きになってくるし、買うぜー、ってな気になっていたのです。

しかし、放っとかれて、帰るにも帰れないし、どうしようもない状態にあったので、 ちょっと困っていたのです。
しかし、放っておかれていると思い込んでいたのですが、それは気のせいでした。
先ほどまで、わたしと話していたお兄さんは、 売れたマウンテンバイクの面倒も見ながら、 わたしの見積りも同時に作ってくれていたのでした。(ちょと感激)。

Bianchi Advantage をベースに、 ドロップハンドルとフラットハンドルの差額と、それに伴い、STI レバーへの変更による差額。
こりゃもう、欲しいぜー。

色のことをもういちど話してもらったのですが、 店のひとが、けっこう Bianchi カラーを奨めるので、やっぱ、その方がいいかなー、とか思いはじめて、 結局 Bianchi カラーに決めました。

…ちゅうわけで、Bianchi Advantage ついに購入してしまいました。


Bianchi Advantage

店のお兄さんが、 「お時間よろしかったら、ドロップハンドルに付け変えますので、 一度またがってみますか」と言ってくれたので、やってもらうことにします。

ドロップハンドルが、ステムになかなか入らなかったので、 けっこう焦りました (店の人は、もっと焦っていたでしょうけどね)。
ドロップハンドルに付け変えて、レバーも取り付けてもらい、 自転車にまたがってみます。

おー、これは。 ママチャリとは別次元の乗り物ですね(当り前)。
サドルはこんなに高いのかー。
わたしは思わず、 「信号で止まるときは、どうすればいいのですか」 と訊いてしまいました。
サドルから前に降りて、トップチューブにまたがれば良い、と聞いて、初めてそういう方法があることを知りました。 お恥ずかしい。

ハンドル付けかえの時間などに、Bianchi 君をいろいろ見たりしていると、 だんだん気に入ってきますね。
やっぱ、オーナーになったら、 思い入れヒトシオってことなんでしょうね。
Bianchi カラーにも、だんだん慣れてきて、だんだんカッコ良く思えてきます。
最初は、サドルを黒いやつに変更にしてもらう、とか言っていたのだけど (オリジナルは、サドルは Bianchi カラーです)、 結局、Bianchi カラー統一バージョンのマシンになってしまった!!
うーん、なんてミーハーなんだ、わたしは…。

Bianchi カラーのサイドスタンドとか、 CATEYE のサイクルコンピュータ MITY 3 とか付けてもらいました。
あと、輪行袋とかも買いました。

「明日にでもできますけどー」ということだったのですが、 それほど急ぎでもないし、「来週の週末でいいです」と言ってしまいました。

…しかし、今、 モーレツに Bianchi 君が恋しい状態です。
仕事も手に付きません。
早くこないかなー。

ところで、Bianchi 君の名前ですが、 「Bianca」ちゃんにしようかなー、という気持ちになっています。


Bianchi Advantage

サイクルコンピュータ CATEYE MITY 3 ですが、 速度、積算距離、走行距離 (2系統)、走行時間、平均速度、最高速度、時計… いろんな機能がついていて面白いですね。
計測開始/終了は、マニュアルまたはオートでできるのですが、 とりあえず、この機種では、オートが使いやすそうだったので、 オートで使ってみることにします。


CATEYE MITY 3