CREATE 2000/04/08

Jスカイウェブ -
乗換案内2000のこと

先日、芭蕉の追っかけのために、伊賀上野に行ってきました。
今回は、電車で行きます。
伊賀上野は、どのように乗り換えて行けばいいのか、ぜんぜん知らなかったので、Jスカイサービスの「乗換案内2000」を使って調べてみることにします。

ちなみに、Jスカイサービスは、J-PHONE の携帯電話で、いろいろできるようなシステムのことです。 最近は、i Mode ばっかし話題に上って、ちょっとクヤシイですが、わたしは J-PHONE を応援していきたいと思います。
(銀行の振込みくらいは、早くできるようになってほしいなあ。J-PHONEさん)。


計画

何も考えずに、

姫路
伊賀上野
日付 20000407
時刻 0530
種別 出発

という条件で検索してみました。
3件表示されました。

候補1 3時間53分 5130円  
姫路 06:00    
  ひかり140号 39分 2940円 指定2190円
↓ 待ち3分      
新大阪 06:42    
  急行きたぐに (大阪行) 5分 (急行料金必要)
↓待ち70分      
大阪 07:57    
  関西本線(西日本)
区快(奈良行)
57分  
↓待ち12分      
奈良 09:06    
  関西本線(西日本) (亀山行) 47分  
伊賀上野 09:53    

候補2 4時間0分 2940円  
姫路 05:53    
  東海道・山陽本線(大阪行) 58分 2940円
↓待ち66分      
大阪 07:57    
  関西本線(西日本)区快(奈良行) 57分  
↓待ち12分      
奈良 09:06    
  関西本線(西日本)(亀山行) 47分  
伊賀上野 09:53    

候補3 2時間50分 4390円  
姫路 08:48    
  スーパーはくと2号 58分 2940円指定1450円
↓待ち19分      
大阪 10:05    
  関西本線(西日本)快速(加茂行) 57分  
↓待ち2分      
加茂 11:04    
  関西本線(西日本)(亀山行) 34分  
伊賀上野 11:38    

今回は、青春18切符を使うため、特急、急行はダメなので候補1と候補3は却下です。
特急・急行OKだとしても、上記では、ぜんぜんメリットないので…。
というわけで、自動的に候補2が採用になります。

しかし、新大阪から大阪の、5分の移動で急行使うか!?

…とまあ、そういう感じで、こいつはけっこうアホなので、初めはすべての候補を書きましたが、これからは、検討に値する候補のみ書きますね。

「乗換案内2000」を信じて、わたしは他の時刻表などを、一切見ないで出かけました。
4時間とは、けっこう時間がかかってしまいますが、そういうものだと思っていましたから…。


出発

何も考えずに出発したのですが、姫路で電車に乗りこんでから、もういちど乗換案内の検索をやってみました。
このとき、初めて、大阪での待ち時間が66分もあることに気づきました。
レレレ。なんかおかしいです。
でも、関西本線というのは、異常に本数が少ないのかなー、と思って納得することにしました。

ところで、姫路駅で電車に乗るときに、駅の時刻表を見て、5:53 の次の電車が、6:14 であることを知りました。
試しに以下の条件で検索してみました。

姫路
伊賀上野
日付 20000407
時刻 0600
種別 出発

そしたら、結果は以下のように表示されました。

候補1 3時間28分 2940円  
姫路 06:25    
  東海道・山陽本線新快(大阪行) 61分 2940円
↓待ち31分      
大阪 07:57    
  関西本線(西日本)区快(奈良行) 57分  
↓待ち12分      
奈良 09:06    
  関西本線(西日本)(亀山行) 47分  
伊賀上野 09:53    

ゲゲゲッ。
6:14 のあとに、6:25 分の電車があってー。
2本あとの新快速でも、伊賀上野に到着する時刻は同じ、そういうことなの???
でも、もうすでに 5:53 の電車に乗ってしまっているので、あとの祭です。
あきらめて、のんびりと行くことにしました。

始めに検索したときに、9:53 に伊賀上野に到着することがわかったので、伊賀上野の到着時刻で再検索をかければ良かったのだな、とあとで思いました。ははは。


大阪駅で

大阪駅に到着して、66分待つのもアレなので、駅の案内を見て、勉強します。

関西本線というのは、天王寺を経由して、奈良、加茂、伊賀上野、と続くことを初めて知りました。
(それにしても、エエ加減ですね)。

天王寺を経由しているのなら、どうせ時間も余っているので、環状線で天王寺に出ても問題はなかろうと思い、天王寺まで行きました。

そして、関西本線の乗場に行ってみました。

そうしたら、最初に検索された加茂行きの区間快速よりも、早く出発する電車が何本かあるではないですか。7:27 奈良行き、7:36 加茂行き。いずれも早いです。
7:27 奈良行きの電車に乗って、奈良まで行くことにしました。その後の加茂行きよりも、早く伊賀上野に到着できる電車を奈良で捕まえることができるかも知れないからです。

この時になって、ようやく、乗換案内2000が、この電車を検索できないか、分かり始めてきました。

現象 → 乗換案内2000は、大阪から加茂まで、乗換なしで、1本で行こうとした。

仮説その1 → 乗換案内2000は、なるべく乗換回数が少ないように案内してくれているのではないだろうか。

仮説その2 → 乗換案内2000は、乗換回数が2回以上になる候補を、検索することができないのではないだろうか。

仮説その1は、いいように解釈してあげた仮説ですが、どうやら、仮説2が真相のようです。
なぜなら、乗換回数が多くなるような場合でも、別候補として、多くのケースを挙げてくれてもバチは当たらないと思うからです。
サービスの案内を見たけど、そのような制約については書かれていませんでしたけど…。
まあ、いいか。

結局、奈良で、後続の加茂行き区間快速に乗り換えになり、天王寺で 7:36 に加茂行きに乗るのと同じことになりました。

なぜ、加茂で乗り換えになるのかは、加茂で明らかになりました。
関西本線は、加茂から先が電化されていないからです。だから、どうしてもここで乗り換えをせざるを得ないわけですね。
初めからそれを知ってれば、天王寺で、加茂行きを待っていたでしょう。
またひとつ、賢くなったぞ。。。ははは。


伊賀上野到着

結局、伊賀上野には、9:20 に到着しました。
予定よりも30分も早く到着することができました。


別経路のこと

今回、乗換案内2000の言うがままに、関西本線経由で行ったのですが、途中で経路について勉強したところ、東海道線の草津から、草津線で柘植、関西本線で伊賀上野、という経路も良さそうだと思いました。

このような、デフォルトの経路でない路線を検索するのは、2回に分けて検索すれば良さそうです。

姫路
草津
日付 20000407
時刻 0530
種別 出発

候補2 2時間3分 2520円  
姫路 05:53    
  東海道・山陽本線(大阪行) 52分 2520円
↓待ち2分      
尼崎 06:47    
  東海道山陽本線快速(米原行) 69分  
草津(滋賀) 07:56    

草津
伊賀上野
日付 20000407
時刻 0756
種別 出発

候補1 3時間28分 2940円  
草津(滋賀) 08:08    
  東海道・山陽本線新快(大阪行) 61分 2940円
↓待ち31分      
柘植 09:30    
  関西本線(西日本)区快(奈良行) 57分  
伊賀上野 09:45    


あるいは、草津まで1本で行けるほうが便利そうなので、次の電車を検索してみます。

姫路
草津
日付 20000407
時刻

0600

種別 出発

候補2 1時間52分 2520円  
姫路 06:25    
  東海道・山陽本線新快(米原行) 112分 2520円
草津(滋賀) 08:17    

草津
伊賀上野
日付 20000407
時刻 0817
種別 出発

候補1 1時間2分 950円  
草津(滋賀) 09:20    
  草津線(柘植行) 45分 950円
↓待ち5分      
柘植 10:10    
  急行かすが(奈良行) 12分 (急行料金必要)
伊賀上野 10:22    

急行を使わない候補が上がってこなかったのですが、急行を使っても、到着時間が 10:22 と遅いので、急行を使わない候補を調べてみる必要もないでしょう。

いずれにしても、草津から経由するよりも、奈良から経由するほうが早いということがわかりました。


という感じで、電車の待ち時間にも、いろいろ遊べて面白いのですが、調子に乗って遊んでいたら、バッテリーが不安になるので、要注意です。

予備のバッテリー、買おうかなあ。

おわり■