CREATE 1997/09/04

あっしの愛車 NSR250R

NSR250R
HONDA NSR250R '88

前の単車 FZR250R が事故でカウルがボロボロになってしまって、 修理費15万以上かかってしまうため、やむなく廃車することにした。
FZR もかなり気に入っていて、走行距離も 50000km を超え、 100000km を目指していたのであるが、 カウルのない状態でずっと乗り続けていたら、急速に愛着が薄れていくのを感じた。 ほんと、冷たいものである。
ボロボロの FZR に乗りつつ、たまに中古車屋をチェックしたりしていたのだが、 運命の出会いのようなものは感じなかったんだよねー。

ある日、FZR の修理の件で近所のバイク屋 (歩いて1分) に行ったら、 店先に NSR250R が置いてあった。しかも 88 年式だった! おれが来るのを待っていたような感じ、っていうのかな。 なんか運命的なものを感じた。おれはチラと横目で見て、修理の話をしたあと、帰りぎわに NSR のことをたずねてみた。

「ああ、これなー、うちで買い取ったんやけど、 乗ろうと思っておれの名前で登録してあるんやけど、すぐに腰が痛うなってもて、10分も乗る気せえへんわ。 よかったら、試乗してみてもええで…」
ということだった。
当然、試乗させてもらったのは言うまでもない。

直線しか試乗できなかったのだが、6000rpm を超えたあたりからくる、ロケットのような加速はタマらんかった。
すぐにゾッコン惚れ込んでしまいました。

で、1週間後。NSR 君は、おれのガレージにやってきた!!
NSR 君は、単車に乗るっていう楽しさを、再びおれに教えてくれた。
(はじめのころは嬉しくて、 平日仕事から戻ってから姫路バイパスとか走りに行ったもんだ)。

週末に丹後半島の「丹後半島縦貫林道」を走りに行ったのだが (はじめての中距離ツーリング) 、燃費、いきなりリッターあたり 10km を叩き出されたのにはまいった。
コーナーリングの素晴らしさに感動した。 (FZR のような、柔軟なコーナーリングではなく、 キメたらビシッとキマるというもの)。
往復 400km の道のりだったので、さすがに背中が痛くなったが、 慣れれば平気だろう。 おれにとって NSR のようなライポジは、乗りやすい、と思える。
燃費が悪いので、中距離ツーリングでも、しょっちゅうガスを補給している感じだ。 ガソリン代が多くかかるというのもあるが、なんと言っても、いなかで走るときのガス欠が心配。


ちなみに、廃車してしまった FZR だが、ナンバープレートがないまま、 いまだにガレージに置いてある。もう動かなくなってしまっている。