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CREATE 1997/08/23
金沢からの帰りのこと、その後日譚
〜 高松からの帰りのこと
(1996/09 の出来事)

NSR を買って初めてのツーリングは、意外な結末を迎えたのであるが、 この話はこれだけで終わらなかった。

金沢・白山の旅からちょうど1箇月たった頃、9月15日(だっけ?)に、 友人と高松うどんツアーを企画して実行に移した。(実際は企画なんて いうシロモノではなく、前日に電話で「あした高松にうどん食べにいこうぜー」 と言って誘っただけのものであるが)。

季節的には、ちょっと寒くなってきたかなー、っていうような頃で、 昼間はTシャツとコットンシャツのみで大丈夫だが、夜は寒くなるだろうから、 リアシートに、トレーナーと春夏秋用のアウターを入れた鞄をくくりつけて行った。 今回は念入りにくくりつけたし、この程度の荷物で荷くずれする訳はないので、 完璧…の筈だったのだ。

姫路のおれの自宅で待ち合わせをして(友人は東大阪から単車で飛ばしてきた)、 姫路バイパスから、山陽自動車道、ブルーラインを軸に、宇野高松間はフェリーに 乗って移動する。
ちなみに宇野高松間は 宇高国道フェリー に限る。 サービスがぜんぜん違う…… と思っていたが、今回はサービス悪かった。たまたまなのか!

高松では、うどん屋2軒と、屋島の名物を食べまくって、腹が割れそうに なっていたことや、玉藻公園の神社の展望台で休んでいるときに、 運転免許証と単車の登録証を家に忘れてきたことを思い出したこと以外には、 特にこれといって変わったできごとは起こらなかった。
帰り道は、往路と同じ道を逆に帰ることになった。

フェリーも無事に乗り終えて、ブルーラインを走行していた。 日も暮れて、だんだん寒くなってきたのだ。 途中で止まるのはおっくうなので、そのまま走り続けたのであるが、 ブルーラインの出口の料金所を越えたところで、一時停車して 上着を着ることにした。3シーズン用のアウターを着こんだ。
さっきまでシャツだけで寒かったのだが、上着を着てホットな気持ちで 走っていた。 一般道をしばらく走ってから山陽自動車道に入る。

信号がないので気持ちよく走れるぜ、フッ! とか思いながら、最近クセになって しまっているリアシートの荷崩れチェック(後ろ手に荷物をさわる)をした。
そのとき、手に感じたのは、寒ーい感覚だった!

鞄が、、、ないっっっ!

脳の中では、走馬灯のように記憶がスキャンされ、アウターを着こんだときに、 鞄をリアシートにくくりつけるのを忘れていたことを思い出したのだった。
さらに、わが脳味噌は活動を継続し、 鞄をくくりつけるためのネットが宙ぶらりん になっていることを演算によって求めたのである!
即座に路肩に停車したのは言うまでもありません(道路交通法違反なんですが…)。 ネットはまたもや燃えていました(溶けていた、というべきか)。 買ったばかりなのに。
今日の荷物くらいならなんとか溶けたままでもだいじょうぶそうだったのですが。

ネットを直して友人を追いかけたら、路肩に停めて待ってくれていました。
次のパーキングエリアまで走って行って事情を説明しました。
鞄は、ブルーラインの料金所を出たところで落としているのは、まず間違い ない。
はじめは、鞄自体はそれほど高いものではないし、 中にはトレーナーが1枚はいっているだけなので、 見捨ててしまおうと思った。
友人も同行していることもあったしね。
あと、地図を見ればわかるように、停車したPAっていうのは、高速道路に入っ てすぐのところなんですね。高速道路だから、入った所に戻るというわけには いかないので、次の赤穂Jctまで行って高速を下り、すぐにUターンして、今 度は逆向きに高速道路に乗る。ひたすら走って備前Jctで下り、 ブルーラインの出口のところまで一般道を走る。もちろん、そこからまた備前Jctまで 走り、高速道路に乗って、PAまで戻ってこないといけない。
説明が長くなったが、とにかく、鞄を落としたところまで取りに行くのは、 とっても遠いのである。 だから、ほんとうに、その鞄は見捨ててしまおうと思っていたのだ。

しかし、落したところがわかっている以上は鞄を見捨てておけない気がした。 決して惜しいと思ったわけじゃない。実際、鞄を取りに行く費用は1000円くらい かかってしまうのだから。落とした場所で虚しくたたずむ鞄を想像すると かわいそうになってしまうからである。

というわけで、友人に断って、鞄を取りに行くことにする。 東大阪から来ている友人をひきとめておくわけにはいかないので、さきに帰って くれと言ったが待っていてくれると言う。
感謝しつつ、モーレツに飛ばしてゆく。速度はここには記述することはできないが、 高速道路では NSR で6速 8000rpm 巡行くらいの速度。
一般道でも可能な限り飛ばしてゆく。

結局、30分で戻れてしまったのだよなー。鞄は予想通りの場所に落ちていた。
道路の真ん中に落ちていたが、車に踏まれた形跡はなかった。

友人は、PAの暗い照明の下で Net Hack をしていた。

どっか遠くに行きたいな