CREATE 1998/11/10

松阪・伊勢・南紀ツーリング (3) 伊勢神宮と民宿の予約

すき焼きをたべたあと、伊勢に向かう。
伊勢神宮には、定期的に参詣しなければ気がすまない。
小林さんには、わたしの趣味で付き合わせるようなことになってしまうが、 ま、わたしは言い出したら聞かないタイプなんで、 どうしようもないでしょう(笑)。

R42 をまっすぐ伊勢方面に進み、外宮から参詣。
伊勢に行くまでの途中、小林さんが着替えとか買うために、ジャスコに寄る。
小林さんの荷物が異常に少ないので、どうなっているんだ、と思っていたら、 着替えも何にも持って来ていなかった のですね。

今夜の宿泊だが、おれはテントとシュラフを持ってきていたので、 小林さんに「泊まってかない?」 と言ったのだが、却下されてしまった。
おいしいものを食べられるような宿がよいということなのだが、 温泉旅館とか泊まったら高そうなので、 民宿でどうだと提案したら、OKが取れた。

ジャスコの公衆電話のところにハローページがあるので、それで民宿を探す。
地図とか見て、浜島町か南勢町 がよいのではないか、ということだったのだが、 ハローページに広告を載せているところがほとんど皆無なので、 基準となるものがないため、 広告の多い鳥羽の民宿を探そうかということになりかけたのだが、 鳥羽の民宿はどこもけっこう高い。
パルケエスパーニャが近いので、それを売りにしていることが多く、 内容的にはあまり期待できそうもないので、 鳥羽は却下した。
で、やっぱ浜島町か南勢町が良さそうだったので、 適当に電話をかけまくった。
電話の応対だが、これがけっこう笑える。
「今日泊まれますか?」というのに対して、 「伊勢海老漁にでるから今日はだめだ」とか、 いろんな反応があって笑えた。
逆に、こんな素朴な人たちがいるところの民宿は、 けっこう期待できるのではないかという気にもなった。

浜島町の、とある民宿にかけたとき、ポップな声で、ポップな喋り方をするお姉ちゃんが出た。ちょっとシノラーに似た感じ。
人懐っこくしゃべってくれるので、嬉しくなる。
「今日泊まれますか?」と言うと、「うちはだめなんだけど、親戚を紹介するから」 ということだったので、紹介してもらった。

その親戚というところに電話してみたのだが、 ごっつい声のおばちゃん がでたので、「わー、なんか、怖い」って思ってしまった。
さっきのポップなお姉ちゃんの民宿の方がいいよー、って感じ? でも、ひとり6000円コースで予約した。
予約してしまってから、小林さんに話したら、 「6000円で食事ちゃんと出るんかな」ということなので不安になる。
ま、でも、そんなにひどいことにはならないでしょう。

外宮

伊勢に到着。外宮から参詣するのが常識だそうですね。
道路標識に「Geku - outer shrine」 と書いてあった。
「げぐう」じゃなくて「げくう」が正しいのかー。
そして、アウターシュライン…うーん。

外宮、相変わらず素晴らしいです。エネルギーが感じられます。


外宮 (正宮)

外宮 (風宮)

外宮 (土宮)

外宮 (正宮)

すごい根っ子です。エネルギーを感じます

内宮

内宮は、はじめ、歩いて行こうと思っていたのだが、民宿に入るまで、 時間があまりないので、単車で移動することにする。
ちなみに、内宮は「inner shrine」ではなく、 「grand shrine」だそうだ。

内宮は、前に行ったときに比べて、エネルギーがあまり感じられない。
いつもは外宮よりも内宮のほうがエネルギーを感じていたのだが、 今回は外宮のほうが良い。
内宮は、なんか俗化されてしまったような印象。
内宮の敷地内にある別宮で、 監視カメラを発見したので、 デジカメで撮影しようとしたら、 衛人に「こらー、カメラは撮らないように」 と怒られてしまった。
なんか納得できないので、 わざとその衛人に聞こえるように 「これは宮内庁に報告しておかんといかん」とか、 「撮るなというんやったら、 おまえこそ人のこと撮るなと言いたいよなー」 とか、ブツブツ言いまくってやった。
それでちょっと、気分が紛れた。


五十鈴川の工事。興冷め

内宮

詰所

五十鈴川

内宮に向かう石段

内宮に向かう石段

内宮の別宮(名前忘れた)。
ここの詰所で怒られた

浜島町

伊勢神宮を出発して、浜島町に向かう。
最短距離を通るのは難しそうだったので、県道32号から、磯部バイパスを経て、 阿児町経由で浜島町まで行こうということにした。
ところが、磯部バイパスを走っている途中で、気が変わり、 県道16号の方に曲がりたくなってしまった。 交通量がけっこう多かったので、阿児町を経由するのがカッタルくなってしまったのである。
信号待ちのときに、小林さんに、「こっちに曲がろか」と言って、 曲がってしまう。
さらに、県道16号の途中で、浜島方面を示す看板を見付けて、 了解も取らずに曲がってしまった。
この道がとんでもなくて、ほとんど車が通っていないし、途中、工事しまくっていて、 砂利道とかけっこうあるし、誰も住んでなさそうだったし、始終、道は悪かったし、ほんと、不安だった。
でもまあ、信じれば救われるだろうと、そのままガンガン進んでみた。
そして、ようやく、車の走る道路に出た。ホッとひと安心。
地図を確かめたら、そこは浜島の町に近いところだった。

浜島町の中学前に着いたのだが、そこから電話で民宿の場所を聞くのだが、 わかりにくい。
役場までの行き方はだいたいわかったので、 その近くでまた聞いてみようと思った。
役場まで来たら、店とか民宿が立ち並ぶ道が見えたので、 たぶんここではないかと思い、民宿を探しながらゆっくり進んでみた。
想像していたのと全然違う雰囲気なので驚いた。
もっといなかだと思っていたのだが、けっこう都会(?)だった。
ちょっとがっかり。もっとひなびた民宿を希望していたからである。
ひなびた民宿のほうが、食事が良いのではという、 漠然とした印象があったからである。

目的の民宿は、結局みつからなかったので、 その近くにいたおばちゃんに聞いてみたら、 ぜんぜん違う方向ということだった。

で、その方向を目指してみたのだが、これがまたわからない。
ほんとに近くに来ているという気はするのだが、ぜんぜん目的の民宿に 辿り着けないのです。
ようやく付近案内図を見て、中井荘を見つけた。
案内板から、100m も離れていないくらいの近所だった。
そうして、中井荘に向かった。
道路の脇の、柱の上に「なかい荘」の看板があった。
ようやく辿りついた…。

ここまで遠かったね、とか言いながら、玄関に進む。
で、玄関で声をかけて、出てきたおばちゃんに言われた言葉は… 「どなたですか?」 だった。えっ? 「ここは中井荘ではないですか」 と言ったら、「ここは違うんです」。「えっ、でも看板が」…。

看板は道向かいの中井荘別館の看板だそうだ。これはわかりにくい。
他にも間違える人が何人かいたそうです。
あとで看板をもう一度確認したが、やっぱり、どう考えても、その 家が中井荘であるとしか思えない看板の位置だった。
そのおばちゃんから本当の中井荘の場所を聞いて、ようやく中井荘に 到着した。玄関で、お姉さんが待っていた。
中学前から電話で道をたずねたときに応対してくれた人だった。
このお姉さんは、最初に電話した ポップなお姉さんのイトコだそうです。
電話で道をたずねてから、なかなか到着しないので、心配して待っていて くれたみたいです。

なかい荘

なかい荘は三階建ての、立派な旅館のような建物だった。
部屋数もかなり多いみたい。
部屋もかなりきれいだったし、冷蔵庫とかビデオとか、 もちろんテレビもあって、装備もけっこう良かった。
「これで6000円やったら、 食事、すごい情けないことになるんちゃうか」 と小林さんに脅される。
食事どれくらいの料金でつくりましょうか、という質問に、 おれは「6000円でぜんぶ込みにしてくれますか」と答えたのだが、 小林さんは、「普通いくらくらいなんですかと、聞いたほうが、良かったんちゃうかー」 と脅かす。
確かにそうかも知れないが、もう仕方ないじゃん。 「ご飯とタクアン くらいの食事だったらどうする?」、と小林さんに言ったら、 「外食する!」と言っていた。

風呂に入り、食事に臨む。
広い食堂で、おれたち2人分の食事だけが準備されていた。
「今日は、他のお客さんは?」と聞いたら、 「あんたらだけや」と、ごっつい声のおばちゃん。
声はごっつい感じなんだけど、すごく親しみが持てる、 いいおばちゃんだった。 「ほんまは5人予約あったんやけど、 キャンセルがあったんや」ということだった。
そうかー、大変やなあ、と思う。
食事は、食べきれないほど多くて、 思ったよりはるかに良いものが並んでいた(当たり前か…)。
ビールを飲みながら、今日の出来事とか、話す。
小林さんとゆっくり喋るのは久しぶりなので、最高の時間である。


中井荘の食事はけっこう多かった

おなかいっぱいになって、食事を終える。いやもう、最高。
部屋に戻ってテレビ見ながら話しする。
東京の友だちのところに電話したりもする。
喋りながら電話しながら、またビール飲んでいるのだ。
小林さんは、肝臓の病がブリ返しているということなので、あまり飲まない。
その前で、おれはどんどん飲んでいるのだから、 けっこう可哀想っぽくもあるのだが、そういうことも言っていられない。
おれも、酒飲まないと死んでしまうので…。

疲れていたのでしょう。9時過ぎに眠ってしまっていた。
小林さんはもうちょっと起きていたかもしれないが、よくわからない。

つづく