CREATE 1999/07/27

立山黒部アルペンルート (9)
第3日目 (1999/07/05 Mon)


信濃大町〜姫路

貸し自転車のあとは、貸しボート。
正確には、2人が貸しボートで、湖に漕ぎだした。

残った3人で、食べたり飲んだり喋ったりしていたような…。
そういう時間がまた楽しいのですよねー。

2人がボートから帰ってきた。
みんな木崎湖に飽きてきはじめていたのだろうか。
なんとなく、信濃大町に行こうということになった。

とりあえず、大糸線の駅まで行こうということになり、稲尾駅に向かう。
ようやく、稲尾駅にたどり着いたのだが、その時刻表を見てびっくり。
電車は1時間に1本もないくらいだった。
しかも、電車は出たばかり。

じゃ、歩こう、ということになる。
そんなに遠くないとタカをくくっていた、というのもある。


JR稲尾駅

大町トンネルの中を通って行かないといけないのだが、そのトンネルが長い。
確か、1.5km くらいあったと思う。
トンネルと言えば、木曽ツーリングのときの、 夜叉神トンネルの怖いのを思い出すが、 大町トンネルは、整備されているので、全然問題ない。
しかしながら、排気ガスでまみれてしまうのは、とても苦しい。
身体悪くするんちゃうやろかとか思いながら歩き続けて、 ようやくトンネルを抜けた。

トンネルを抜けたら…
岡本旅館の近くだった…。
あんなに歩いたのに、元の場所に戻って来ただけだった…。


大町トンネル

それから更に歩き続ける。
こりゃ、信濃大町にはたどり着けないのではないかと思ったのだが、 この期に及んで、言うのははばかられた。

汗だくになりながらようやく信濃大町に到着した。
到着したときに、新宿行きの「あずさ」が出発した。
わっはっは。
これが、13時半。

昼飯を食べてから、解散しようということになった。
4人は新宿方面へ、わたしは姫路方面へ帰ることになるから。

でも、新宿行きの電車の心配よりも、姫路に帰る電車の有無を心配しないと…。

大糸線の糸魚川方面の電車は、次は14時53分。
それに乗って帰ったとき、どれくらいの時刻に帰れるか、駅の人に尋ねてみた。
そうしたら、なんと、姫路に到着するのは、23時とのこと。
つまり、信濃大町を14時53分の電車を逃すと、 今日中には姫路には帰れないということでした。
つまり、信濃大町14時53分が最終電車ということね。
あまりにも油断してました。
そんなに電車の本数が少なく、乗り継ぎが悪いとは…。

昼飯を食べて、おみやげをちょっと見て、そんで帰る。
大糸線は、一度、南小谷で乗り換えないと、糸魚川には出られない。
はじめ、南小谷ってどこや? と思ったが、 糸魚川まで出られればこっちのもの (?) なので、気にしないで進んだ。
南小谷まで出れば、糸魚川方面の電車を見付けて乗ってしまえばいいや。

大糸線の電車は、けっこう速かったが、のんびりした感じの電車だった。
思ったより相当時間がかかる。
糸魚川まで2時間位かかったかな。


大糸線 (信濃大町〜南小谷)


大糸線 (南小谷〜糸魚川)

糸魚川から、「雷鳥」に乗り換えるのだが、待ち時間が1時間以上もある。
こりゃ、町に繰り出すしかないぜ。

町に出てみて、はじめに驚いたのは「おまんた祭り」と書いた、 ちょうちんなどのお出迎え。
いったい、どんな祭りなんだ…。気になる。

1時間もあれば、海とか、町並みとか、いろいろ見て回ることができました。


相馬御風宅


糸魚川の町並み

ようやく1時間が経過して、「雷鳥」に乗り込む。
これに乗り遅れたら、今日中には姫路に帰れない、つまり、泊まりってことです。
ちょっと緊張しました。
時計を頻繁にチェックしてみたりする。

雷鳥は4時間以上も乗るので、ほんとうに疲れる。
サンダーバードと違い、停車駅が多い。
聞いたこともないような駅が多いので、けっこう新鮮。
勉強になった。

新大阪で新幹線に乗り換えて姫路。
これはあっという間。
長くて短い帰り道だった。

END

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