CREATE 2001/05/15

出雲大社ツーリング (第2日目)


第2日目 (2001/5/6)

昨夜はあまりよく眠れなかったけど、朝は爽快です。
5時30分くらいに起きたのですが、周囲はかなり明るいです。
海岸には何人か居ますが、夜とちがって、マトモな人ばかり。
海の仕事をする人、散歩する人、清掃する人。

テントの撤収にかかります。かなり砂を吸い込んでいるので、払うのに大変。
このテント、安物だし、結構使い込んでいるので、撤収がやりにくくなってきた。新しいテント欲しいとは思うが、このテント、使いやすいのですごく気に入っているのだ。
あと、買うだけ買って、一度も使ったことのなかったサーマレストは、収納がとっても楽。古いマットだったら、膨らますのに15分、たたむのに10分もかかっていたのがウソみたいです。ただ、マットとしての性能は、やや悪かった。膨らませ方が悪いのかな。まあ、慣れてきたら良くなるかも知れない。
今回は、首が特に疲れた。枕を持っていないので、タオルを枕代わりにして寝るのだが、やはり無理があるようです。空気を入れる枕を欲しいと思う。

撤収には1時間以上かかってしまった。久しぶりの撤収を楽しむ。
雑巾を忘れてきたので、テントや単車の露を拭うのに難儀した。

ようやく撤収が終わって、出雲大社に出かけることにする。まだこの時刻だと人が非常に少なくて良い。神社に詣でるのは、やはり早朝が良い。すがすがしい気分になる。
出雲大社は、写真などで見て、すごく良さそうな神社なので、是非行きたいとずっと思っていたのですが、今回それが実現して嬉しい。
写真などを見て、すさまじい霊力のようなものを期待していたのですが、行ってみたら意外とすっきりしたもので、身体に注ぎ込んでくるような感じではありませんでした。ちょっとがっかりしました。
ここは一度詣でておけば、それで納得しました。


出雲大社鳥居と拝殿


出雲大社本殿
(本殿の中には入れません。格子の隙間から撮影しました)

出雲大社に参詣し、早くも帰途につきます。
久しぶりのツーリングで、体がキツく、腰に負担がかかっているようなので、今回は早めに帰ろうかなと思います。昨夜、あまり眠れなかったというのもあります。

出雲から国道184を南下。この道は、往路も使いましたが、渓谷沿いに気持ちよく走れる道です。交通量も少なくて最高。
なるべくなら往路とちがう道を走りたい、ということで、掛合町から国道54を南下。すぐに吉田町方面の細い道路に入る。わたしは細い道路が好きです。時には進む方向を見失って、道を探し回ることもあります。地元の人に道をたずねると、親切に教えてくれる。思いっきり方言で語ってくれる、その感じも好きです。
細い道を抜けると、国道432に入ります。これを、仁多町、横田町と進んでゆく。この道は、国道と言っても交通量が少なく、気持ちよく走れます。

ひとこと言いたいのは、この辺の道には毛虫が多すぎる。直径が2センチ近くもありそうな、茶色の大きなやつです。単車で100km/h近く出していても、はっきりと動きがわかるくらい大きいです。これが、10m間隔くらいの密度で道路に横たわっているのです。よけるのに必死です。道路脇の木からポトリと落ちて、道路を歩くんでしょう。
それにしてもコイツらの動きは速い。たぶん 1km/h は軽く超えています。身体をクネクネいわせながら進むのですが、単車に乗って走っていても、その動きがリアルにわかります。2km/h くらいでているかも知れません。誰に言っても 1km/h も出てるわけないと言われるのですが、ホントにホントなんですよ。

横田町には、「おろちループ」というループ橋が掛かっています。わたしはループ橋好きなんですが、ここのループ橋もなかなかのものです。
展望台や道の駅が併設されているので、車を停めて歩いて見に行くと良いと思います。橋には歩道があるので、歩いて渡ることもできます。


おろちループ橋

おろちループを越えて更に国道314を走ります。西城町、東城町。
ここからまた細い道に入ります。細い道に入る前に、ガソリンスタンドで給油して、細い道に入ることを話し、交通量の少ないところを走るんだ、と言ったら、おじさんは、ホホォーと笑っていました。哲西町から哲多町を抜け、井倉に抜けます。
井倉というのは井倉洞で有名なところです。井倉洞には入りません。以前にも、ここに来たことがあったのですが、たしか1800円程度かかるように記憶しています(そのときにも入りませんでしたが…)。洞窟は好きなのですが、こう高いとヤメておこうと思いますね。どうせ洞窟行くなら、秋芳洞に行きたい。
井倉から満奇に抜ける細い道に入り損ねて、随分時間を無駄にしてしまいました。満奇というのは、満奇洞で有名な土地です。もともと槙という地名なのですが、洞窟が奇に満ちているので満奇洞という字を当てて「まきどう」と読んでいます。知っていないと読めないですよね。ここは入洞に1000円かかるそうです。みやげもの屋の客引きのおばちゃんがちょっとウルサすぎます。満奇洞にも入らず去りました。
満奇から国道313に入ります。落合まで進み、ここから、往路でも使った、旭川沿いの道に入ります。この道は、道幅が広く、交通量も少なく、景色も良いので最高です。

国道53に抜けて、少し岡山方面に走ると八幡温泉があります。ここの国際交流センターに、外来OKの湯があります。400円と安く、設備もけっこう整っています。露天風呂もあります。わたしは最近、首のところがカサカサになって、おかしくなっているのですが、病院に行くほどでもないと放っておいたものがあります。温泉でゆっくり療治しましょう…。

温泉ですっきりしたら、あとは走るだけ。疲れたので、山陽道で帰ることにします。
国道53を岡山方面に向かえば、岡山インターが近いのですが、御津町金川で、また細い道に入ります。ここから山陽町に抜けることができるからです。国道53は、かなり混雑していましたが、この道は交通量が少なくて良いです。岡山から乗るのと、山陽町から乗るのとは、高速料金もけっこう違いますしね。

山陽インターから東に少し走ると瀬戸PAです。ここでちょっと休んでいく。古い形式のハイウェイカードは交換しないと使えないのですが、PAでは取り替えてくれない。ここで聞いたら、料金所で換えてくれるよ、ということでした。
瀬戸PAからひたすら走り、龍野インターで降りました。龍野西インターというのもあり、無駄な気がします。龍野インターで降りるときに、古いハイウェイカードを差し出したら、これは使えない、ここでは交換できない、と言われた。実はこのハイウェイカードは、今まで、何度も交換の機会を逸しており、なかなか交換できないことに対して苛立っていたものなので、とりあえず単車を横にドケておいて、いろいろやりとりし、やっと交換することができた。料金所の近くに、事務所(?)があって、そこまで歩いていって交換の手続きをした。メンドクサイなあ。
料金所には、重量センサがあって、単車を横にどけたときに、それを踏まずに進んだのではないかとかいろいろ言われたが、そんなもの覚えていない。もう一度戻って踏んでから進んでくれと言われたが、なんでそんなもん押して戻らなあかんねん、と思い「単車はバックできません」と言ってやった。おっちゃんは困っていたが、口頭で説明するなりでOKでしょう。きっと。
龍野で下りて、今度は龍野太子バイパス、姫路バイパスと乗り継いで帰る。これらの道路は、最近無料開放されたので、使わない手はないでしょう。

…そんな感じで、久しぶりのツーリングは終わりました。久しぶりで楽しかった。

出雲大社ツーリング全行程マップ

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