CREATE 1999/9/22

東北ツーリング7日目 (1999/8/12 Thu)


仙台

今日は、キャンプ場ではなく、空き地にキャンプしただけなのですが、 ほんと、快適に過ごすことができました。
朝の目醒めが良いと、気分爽快です。

いつものように、コンビニで朝食を食べた後、青葉城跡に行きます。
ここは、言わずと知れた、伊達政宗の居城だったところです。
しかし、石垣の工事中だったので、イマイチでした。
工事のやり方が、工事現場の都合ばかりで観光者無視のやり方だった ので気分が悪いです。
また、車がかなり内部まで進入できるようになっているので、雰囲気がありません。
中に大きな施設を作って、商業主義に走っているのも気に入りません。
青葉城資料展示館というところで、コンピュータグラフィックスを使って、仙台城を再現しているらしいのですが、わたしが行ったときには、朝早かったので、まだ営業していませんでした。


青葉城跡


青葉城跡 伊達政宗像

次に瑞鳳殿に行きましたが、まだ開いていなかったので、 あとでまた来ることにします。

西公園、桜ヶ岡公園などをぶらぶらしました。
この中には、句碑とか、そういうものが多いので、意外と面白いです。
ぶらぶらしているうちに雨が降り始めて、ついに土砂降りになってしまいました。
今日は雨が降るとは思っていなかったので、ほんとに気分が悪いです。

土砂降りの中、また瑞鳳殿に戻ります。
瑞鳳殿は、看板がいい加減なので、ぜんぜん見つからないし、何度も 通りすぎたりしてしまって、気分が悪い。
一度行っているにもかかわらず、見つけられない。
しかし、瑞鳳殿自体は、なかなか素晴らしいです。
ここは伊達政宗の墓所です。
いちばん面白いと思ったのは、 ここを再建するために発掘調査をしたときの資料です。
ビデオを流しているのを見ましたが、この内容も面白い。
瑞鳳殿それ自体も、なかなか立派で見ごたえがあります。
青葉城跡よりもこっちのほうがぜんぜん面白いです。


瑞鳳殿(感仙殿)


瑞鳳殿(遠くに見えてますね)

昼は、牛タン料理を食べにいきました。
喜助という店で、牛タン定食を食べました。
牛タンの量を1.5倍にしたもので、1500円でした。
牛タンの塩焼きと、スープ、麦飯…。
すごくおいしかったです。


喜助

仙台の中央タクシーは、みんな牛模様をしていました。
これは、知る人ぞ知る、Gateway のパソコンの牛模様なんですね。


牛の模様の仙台中央タクシー


多賀城、塩竃

続いて、仙台から多賀城、塩竃へと、芭蕉の足跡を辿ろうと思って、仙台市内の東照宮とか探したのだけど、見つからず、面倒になってしまい、多賀城へ進んでしまいました。

多賀城では、多賀城跡に行こうと思います。
…というか、それ以外、行くところないと思います。
多賀城跡を探すのにも手間取ってしまいました。
あまりメジャーな観光地ではないみたいですねー。

ようやく多賀城跡に着いたのですが、多賀城って、江戸時代のお城じゃなくて、中世のお城だったらしいですね。つまり、奈良・平安時代の政庁跡ってことです。
ぜんぜん知りませんでした。
中世の城は「城」という名前を使うのをやめて、別の用語があればいいと思うのですが、そういうわけにはいかないのでしょうか。

壺の碑(つぼのいしぶみ)は、現在は建物で覆われていますが、芭蕉の頃には露天だったそうです。
中を覗き込んでいる人が写っていますね。
この碑は、ニセモノとか言われていて、芭蕉はニセモノを見て涙した、などと茶化されたりもしているようです。
真実は真実として尊重する必要はあるとは思いますが、もし、これがニセモノだったとしても、歴史を経た今となっては、これも「もうひとつの本物」と言えると思います。芭蕉が、この碑を見て涙したというのもまた事実なのですから。


壺の碑(つぼのいしぶみ)


多賀城跡(大通りですね)


中央政庁の跡地です

市川橋遺跡というのは、多賀城跡の一部と思われます。
22メートル幅の大通りも発掘されているらしいです。


市川橋遺跡(現在多賀城市により発掘調査中)

塩竃神社は、まあ、どうってことないです。
芭蕉も行っているので、行ってみました。
塩竃というところは、最近、マックシェイクが上陸したらしくて、ある意味、すごい町かも。


塩竃神社


マックシェイクがようやく来たらしいです


七ヶ浜 民宿みうら

今日の宿は七ヶ浜の民宿を予約しました。
雨が降りそうだから、というのもあるし、2日間キャンプだったから、そろそろ宿でゆっくりしたいというのもありました。
おいしいものが食べたいという気持ちもありました。

民宿みうら、という宿だったのですが、かなり大きな民宿でした。
行ったときは、ほとんど誰もいなかったので良かったのですが、しばらくして、高校の野球部みたいなのがドッとやってきて、すごいことになりました。
落ち着きたいのに落ち着けない。
お金払って、落ち着かない思いをするのは厭だ。

食事は、野球部とは別の時間帯だったので、うるさいのは避けられたのだが、民宿の人は忙しそうにしているので、やっぱり落ち着かないのは間違いない。

それと、海沿いの民宿だから、もうちょっといいものが出てくるかと思ったのに、ロクなものが出てこない。
いちばん安い料金で、と言われたから、野球部と同じメニューにした、と民宿の人は言うのだが、おいらは安い料金で、なんて、一言も言っていないのに…。
一番安い料理でも5500円もかかるので、高いなー、と思う。
安くない料理だったら6000円だった、ということだったのだが、500円の差で、どれだけ料理の質を引き上げるのか、想像に難くない。
要するに、ハズレの民宿だった、ということなのでしょう。
建物とか部屋はキレイなので、一見良さそうなんですけど。

つづく