わたしのデジカメ遍歴は、
マイ デジカメ歴時期 | 機種 | 現状 |
1997年7月 | CASIO QV-100 | オークションで売却 |
1998年1月 | Kodak DC210Zoom | 知人に売却 |
1999年8月 | Nikon CoolPix 950 | 現在も現役で使用中 |
というような感じなんですが、いくら E950 (CoolPix 950) が、いいデジカメだと言っても限界があります。(もうすぐ3年だな〜。がんばりました)。
はっきり言って、今では超不満です。(当たり前。3年前のデジカメが現役で使えているだけで奇蹟です)。
撮影枚数も 8500枚くらいになりましたので、もうすぐファイル名のナンバリングが1周して 0 に戻っちゃうしね(新しいデジカメを買うための口実!?)。
実は以前から買い替えしたいという気持ちはあったのですが、どれもこれも中途半端で、これという機種が見つからないため、結局ズルズルと E950 を使い続けることになっている訳です。
E990 や E995 など、全く食指が動きませんでした。ニコンを応援していたわたしとしては、これらの後継機種を見て、「ああ、ニコンも終わってしまったな」と思いました。
旅に連れて行くデジカメとして、E950 でも我慢できていたので、まだ良かったのですが、もうそろそろ我慢できません。
今や、ローエンド機種にも、画質で負けてしまうわけですからね〜。
だからと言って、ローエンド機種のそれなりのやつで妥協するという気にもなりません。
そろそろ本気で次のデジカメを選定する頃合が来たようです。(いよいよ夏が来るしね〜!! 新しいデジカメを買うのは、夏前に限る!)。
わたしがデジカメに求めるスペックを書きますと…
そんなもんですかねぇ。
とりあえず、今、気になっている機種は、
欲しいランキング | 機種 |
---|---|
1位 | Fujifilm FinePix S602 |
2位 | Nikon CoolPix 5700 |
3位 | Nikon CoolPix 4500 |
の3機種です。
Fujifilm FinePix S602 は、300万画素機なので、現在主流のハイエンド機よりはワンランク落ちるスペックの機械です。画素数は少ないですが、メーカーによると、スーパーハニカム3で、記録画素数600万画素を叩き出しているという売り文句です。確かに300万画素機よりは上の画質ですが、500万画素機に比べると、やはり解像感が劣ります。錬金術というわけにはいかないよね。CCDも 1/1.7インチのもので、ちっちゃいです。
しかしながら、FinePix S602 は、基本スペックの劣る点を補って余りある機械だと思います。レスポンスがめちゃくちゃ良いらしく、また連写性能も優れているらしい。
今まで使っていたものが、画作り向けデジカメだった(!?)ので、たまにはこういう毛色の違うデジカメも悪くないと思います。
巷ではこの機械の画質は、ノイズだらけでどうしようもないと言われているようなのですが(その割には雑誌などではベタ褒め)、確かにノイズは多いですが全体の発色が優れているため、ノイズの多さも気にならないです。画作り的には結構好みです。もちろん原色フィルターです。
6倍ズームは、35mm 換算で 35mm 〜 210mm です。もうちょっと広角寄りなら嬉しかったのですが、これくらいだと文句ありません。
単3電池使用で、バッテリーの持ちが非常に良いというのも嬉しい。
スマートメディアとマイクロドライブをサポートですが、非公式ながらコンパクトフラッシュも使えるらしいです。
困るのは、ファイルのナンバリングを記憶してくれなくて、いつも1番に戻ってしまうため、ファイル名がダブってしまうこと。これは困る。けど運用でなんとかなると思います。
大きさは、ちょっと大きいが、ウェストポーチを大きなものに買い換えたら大丈夫、かな? たぶん。
…というわけで、FinePix S602 は、現在、欲しいランキングトップです。
Fujifilm は、今まで全く気に止めていなかったメーカーなので、自分的にも意外なのですが.…。
次に CoolPix 5700 ですが、画像だけで言うと、上の3機種の中ではこれが一番です。CCDが 2/3型の 500万画素を使っており、サンプル画像もワンランク上でした。
レンズも光学8倍ズームを使っており、明るさも抜群です。
しかし、けっこう問題も多い。
バッテリーが専用リチウムバッテリーであるということ。単三も使えるが、何と6本も必要。しかも結構消費しそう(未確認)。あとは市販のリチウムバッテリー 2CR5 も使えるが、単三よりもコストがかかりそうなのでダメかなと思います。ロングツーリングにはちょっと無理そうです。
あと、せっかく8倍ズームなのに、望遠側に偏っている。35mm 換算で、35mm 〜 280mm です。望遠は 200くらいでよいので、広角を 28mm くらいからにして欲しかったなと思います。(広角側は S602と同じですからね〜)。
そうそう、広角寄りの機種としては、CoolPix 5000 という機種がありましたですね。でも、5000 って、5700 の旧ラインナップみたいで厭だ。一応、ニコン的には現役の機種みたいに扱われているけど、発売の時期といい、型番といい、たとえ良くても今さら 5000 は買えないなぁと思う。
実際、5000 が発表になったとき、スペック見たけど、あまり魅力は感じなかった。今さらスペックを比較するのも厭だなあと思う。
5000 と 5700 の数字の離れ具合も、微妙だな。こりゃ、次の機種が間もなく発表になりそうな数字の使い方だな。
あとは、高いことですね〜。
今使っている CoolPix 950 は当時、購入価格で 11万円くらいしたけど、今はデジカメも安くなっていて、10万超えたらハイエンドでもちょっとね〜、と思います。
特にバッテリーの問題は致命的で、旅に持っていくにはちょっと無理だなと思います。
最後に CoolPix 4500 です。こいつに関しては E950 の後継機の位置付けの機械なので、わたしとしては、いろいろと言いたいことがありますね〜。
まずバッテリーです。こいつも専用リチウムバッテリー使用で、市販のリチウム 2CR5 も使えます。単3は使えません。
世の中の趨勢は、脱単三なんですかねぇ〜。CoolPix 5700 のところでも書いたとおり、これが使えないと致命的なんです。
巷では「今さら単三ってのはないでしょう」というような意見が多いので、それを望む声が多いのでしょうかね。メーカーとしてはバッテリーが小型化できるほうが、一般受けする機械を作れるので、うまく騙されているという気もしなくないです。少なくともわたしは単3が使える機械でなきゃ困りますね。
画質ですが、一応400万画素ということですが、発色の汚なさが許せないレベルです。画素数が多いとか少ないとかのレベルの画質ではありませんね。E950 のときから、もっさりとした発色は伝統(?)ですが、3年前の古き良き時代の悪しき伝統を守る必要もないでしょう。カタログには書いていないのですが、補色系フィルターですよね、この発色は。もさいからやめて欲しい。(世の中には、補色系のフィルタの発色が好き、などという人がいるみたいですが、どこがいいのか、小一時間問い詰めたいです。補色系フィルターは、暗いレンズを使用する場合に、仕方なく採用するものじゃないかと思っているんですが…)。
それから、1/1.8インチCCD使用っていうのは、このクラスのデジカメでは仕方ないんですかね。ニコンが作るんだから、そのあたりはきっちりと作って欲しい。E5700で採用した 2/3インチの原色フィルター系CCDを使って欲しかったなー。レンズが多少でかくなっても許すし。
E990, E995 って、プラスチックボディだったでしょうか。超安っぽかったですよね。それにくらべて E950 は、とてもしっかり作ってあって、高級感がありました。
そして、E4500 ですが、以前よりはちょっとマシにはなったとは言え、やはり安っぽい。オヤジの使いそうなデジカメになっちゃったな〜。特にポップアップのフラッシュが、安っぽさ爆裂です。もうちょっと何とかならないんですかね〜。(欠点があろうとも、E950 のように内蔵で良いかと思うのですが…)。
ニコン的には、かつての E950 の正式後継機種としての位置付けだなと思う。E950 にちなんで、9 × 5 = 45 ということで、4500にしたのかなという気もする。力は入ってるかなと思う。
大きさは、以前よりもひとまわり小さくなって、携帯しやすそうで良いです。いいところというと、それくらいでした。
わたしには、悲しい機種です。
今のところ、Fujifilm Finepix S602 いいなぁ〜と思っています。
夏に登山と、秋にはツーリングに行きたいと思っているので、買うとしたら、その頃に欲しいなあ、と思います。