ビアバトルというのは、国内4大ビール会社が繰り広げる、熱い戦いです。
今年はビール業界の戦いが激しかったので、今年のビアバトルにも期待が持てます。
わたしは今年も K-1 GP の決勝戦のために、東京ドームに向かったのですが、 最近は K-1
そっちのけで、ビアバトルを見ていると言っても過言ではありません。
ビアバトルがいかなる類のものであるかということは、 ビアバトル '97 と、ビアバトル '98
の記録を見ていただくとして、 さっそく今年のビアバトルを見ていくことにしましょう。
さて、突然ですが、今年のビアバトル記からフィクションが混じりますので、ご注意くださいね。
では、いつものように、各社の今年の布陣、戦略から見ていくことにします。
今年はなぜかエントリ数5で、ヱビスビールが独立しています。
メーカー | ビール | ユニフォーム | 売り子の特徴 | 販売戦略 |
KIRIN | 一番搾り | 蛍光系イエロー・グリーンのユニフォーム | 今年は売り子の人数少なし。ケバい系統の子が多い。 | シンプル系の多い中、ケバい系統で攻める。ビール業界の王座から転落したキリンは、トリッキーな攻めを見せるが、裏目に出る。 |
ASAHI | スーパードライ | 蛍光系ピンク・イエローのユニフォーム | シンプル系の女の子。この人選はビール業界の王者の風格を漂わせる。 | ビール業界の王者には、もはや作り笑いなどの技術も必要なしか? 戦略もシンプル系に統一された。 |
SUNTORY | モルツ | 白地にホワイトのライン。イエローのワンポイント。 | 素朴系。小柄な子が多い。 | サントリーの戦略は、完全に技術系である。首傾げのポーズや、振り返って紙コップを高く差し上げるポーズはさすがである。 |
SAPPORO | 黒生 | 黄・白・黒。目立たないユニフォーム。 | 小柄で地味な女の子が多い。 | ほんとうに目立たない。目立たないが、なぜか魅かれる。 |
ヱビス | ヱビス (昨年は、これを飲み、マズくてとても悲しい思いをしたので今年は飲まず)。 |
白地に紫のワンポイント。生地が悪くもっさりとした雰囲気は、昨年より悪化していた。 | ムチムチ度は、昨年よりもエスカレートしていた。 | ヱビスのファンは年齢層が高く、それを支えるいわゆるオジサンはムチムチ系がお好みである、と考えたかどうかは知らないが、ヱビスビールの目は節穴だと思う。ヱビスビールのファンは、意外と年齢層が低いからである。 |
今年はやはり、ビール業界の王座から転落し、 さらにシェアを下げ続けているキリンと、 王座を奪還し、尚もシェアを広げているアサヒの戦いを見のが楽しみです。
また、ビール自体は良くも悪くもなっていないが、 CMでヒットを飛ばしているサントリーも目が離せません。 サントリーは、モルツの味はぜんぜん良くなっていませんが、マグナムドライはGoodですよね。
キリンは今年は元気がなくなっているのではないかと予想はしていたのですが、 予想以上に元気がなかったです。
まず、売り子の数が昨年までの3分の1もいなかったのではないでしょうか。
また、売り子が、ケバい系統の女の子が多いのです。
人数が少ない分、どうやったら目立つかを、真剣に考えた結果なのでしょうか。 しかし、それは、完全に裏目に出て、キリンの売り子から買っている人は、とても少なかったです。
人数が少ないので、フォーメーションも冴えないし、今年のキリンはどうなってしまったのでしょうねえ。。。
ビアバトルとは関係ないですが、 キリンと言えば、ビール業界の王座から転落して、シェアを取り戻そうとして、安売り店で値引きをして販売しているようですが、 そのような売り方も全く信じられませんよね。
ますますシェアを落とすばかりではないでしょうか。
わたしは、最近、キリンのビールだけは飲みたくない、 と思うようになってしまいましたから。
さて、アサヒですが、こっちはビアバトルでも王者の風格です。
売り子の表情にも余裕が感じられます。
売ろうとしなくて売れて困る、みたいな。
こうなると、技術は必要ない、というか、ない方がいいですね。
今年は、作り笑いなどの技術が見られませんでした。
個人的には、作り笑いは見たいですけどね。
ちなみに、わたし、スーパードライを1杯飲みました。これはおいしいです。
ところで、アサヒは、ビールと全く同じユニフォームで、 レモンサワー(だっけ?)の売り子も居ました。
これは紛らわしい。
わたしは、スーパードライを頼むつもりで、 間違えてレモンサワーの売り子を呼んでしまいました。
いきなり紙コップに氷を入れたので、 「おいおい何すんねん!」と思って、やっと気づいたという始末です。
これは何とかして欲しいです。
サントリーは、少ない売り子をいかに有効に使うかという、 それは技術の世界です。
首傾げ、紙コップを高く差し上げるポーズ、いろいろ駆使してくるのですが、 かなり効果を上げていたと思います。
わたしも1杯飲んでしまった程ですから。。。(笑)
ヱビスですが、ここは、まずユニフォームを見なおすべきでしょう。
イメージカラーとして、白を使うのは良いと思うのですが、 これは清楚を狙ってのことでしょうか?
でも、生地がモサいので、清楚どころか、あれではビンボーです。
提案ですが、ユニフォームの形に工夫をしてみてはいかがでしょうか。
さて、今年から初登場のサッポロですが、 '97 では黒生、'98 ではヱビスを売っていたのですが、今年から別エントリとなります。
目立たなくてどうしようもないですが、 あとで思い出すと、すごく飲みたいと思います。
カワイイ子だったような気もします(ほんと?)
今年は、肩と肩とのドツキ合いなど、ラフプレーはご法度のようで、 まったく見られませんでした。
最近は企業の生き残りの時代であり、ちょっとした問題を起こすだけで、 企業に悪いイメージが付いてしまい、 企業の命取りともなりかねないからだと思います。
今年は、予想以上に差が大きく開きました。
結果は以下の通りです。
順位 | 昨年順位 | メーカー | 備考 |
1位 | 2位 | ASAHI | 王者の風格 |
2位 | 3位 | SUNTORY | 技術の勝利 |
3位 | 1位 | KIRIN | 何をやっても裏目 |
4位 | − | SAPPORO | キリンの背中が見えたか? |
5位 | 4位 | ヱビス | うーん。 |