CREATE 1998/11/10

松阪・伊勢・南紀ツーリング (2) 〜待ち合わせ場所はけっこう遠いのだ

小林さんとは、名阪国道の高峰PAで待ち合わせする。
待ち合わせ時刻は午前8時。

家を5時20分に出て、第2神明、阪神高速を経て名阪国道に向かう。
家を出るとき、ものすごい霧だったので、 バイザーが曇るのが気持ち悪い。
見えにくくなるのはもちろん厭なわけなんだけど、 バイザーに付いた水滴にホコリがついて、 バイザーが汚れてしまうのが最悪なのだ。

早朝なので、交通状況はひじょうに良い。ほんと、飛ばせます。
東大阪の水走まで、あっという間に到着した。

水走で、一般道を下りた。 (ちなみに、「水走」は「みずはい」と読む)。
このとき、まだ6時半だった。
あまりにも早すぎるので、水走のローソンで朝食&コーヒー。
そのとき、小林さんのPHSに電話を入れてみたのだが、出ないし、 留守番電話サービスにもつながらないので、連絡が取れなかった。
しょうがないなー、と思いつつ、適当に時間をつぶしてから出発する。
ここで25分くらいつぶした。

7時頃に水走を出発する。
普通なら阪奈道路を使うところなのだが、 最近、第2阪奈が開通したので、一度そっちを通ってみようと思った。
第二阪奈の入り口に行くまでに、通行料金の表示がないのは許せん。
そんなに高くないだろうと、多寡をくくって乗ったのだが、入り口の表示で、 一般車が800円で、軽自動車が650円と分かる。 高すぎる
これくらい高いことがあらかじめ分かっていれば、乗らなかったのに。
10分走る程度でこの値段は高すぎる。
阪奈は無料なので、 それと比べると余計に腹が立つ。

阪奈を降りてR24を走っているときに携帯のベルが鳴った。
単車をわきに止めて留守電を聞いてみたら、小林さんからだった。
まだ7時20分なのに、もう高峰PAに到着したということだった。
こっちも、そんなに時間がかからないと思う。

間もなく名阪に入ったのだが、まだ7時半だというのに、 かなり混雑していた。
流れたと思ったら渋滞、みたいな、嫌なパターンに入っている。
そうこうしている内に、結局、高峰PAに到着したのは 7時55分になっていた。
ま、時間通りなので、OKかな。
水走で電話したときに、小林さんに電話が通じていれば、 休憩の時間を短くして、 同時くらいに着けていたかも知れないのが残念である。

馬野渓、津

小林さんと合流して、名阪を東に向かって走る。
上野インターの2つ東の、中瀬インターで下りた。
(ツーリングマップルには「中津」と書いてあったが、ほんとうは中瀬)。
中瀬からR163を津方面に走り、広徳寺を馬野渓方面に進む。
馬野渓は走るにはとても気持ちよい道路だった。
ただ、途中で通行止めになってしまい、引き返すことになった。
自分ひとりだったら、そのまま進んでしまうところだが、 連れがいたら、引き返すほうが無難ですね。やっぱり。
渓流のそばで、写真を撮ったり、しゃべったりすることができた。

結局、R163 まで戻って、元進んでいた道を津方面に進むことになった。
R163 は、車が少なくて走りやすい道路だ。津に近づくにつれて、 混雑したのだが、ま、それは仕方ないね。工事も多かった。


馬野渓

馬野渓

馬野渓

松阪、すき焼き

津から R23 を経て、R42 に入る。R42 に入って間もなくのところに、 松坂牛の店「海津」がある。
11時半に営業開始ということなのだが、 11時過ぎくらいに着いてしまった。
店の前でうだうだと話しする。 これもまた楽しい。

「海津」は、立派な日本庭園を持ち、各部屋からその 庭園を眺めながら食事 できるようになっている。
国道沿いに、こんな立派な庭園があるというのはすごい。


玄関

立派な座敷

座敷の外には庭が広がる

今日は極上すきやきを予約している。
この店では、普通、すき焼きといえば特上なのだが、 さらにその上のランクの肉を使う。
これはうまくないはずはないだろう。
「海津」は、小林さんによると、 「安くておいしい店」ということで、 松阪には、ほかに、「和田金」という店があって、 そっちはすごく有名な店のだが、すごく高くて、2万円コース になってしまうのは必至ということ。
ま、安くておいしいのなら、それに越したことはないわけです。

すき焼きは、備長炭の炭火で、鉄鍋を使って料理される。
店の人が作ってくれるのだが、 いつも食べるすきやきとは作り方が違っている。
まず、水を全く使わない。
肉の脂を広げて、そこに極上肉を入れる。
砂糖と醤油を軽くかけて、軽く焼くだけで、もう出来上がり。
はじめは玉子なしで食べるのを勧められたので、そのようにする。
そのあと、鍋に、野菜、肉が改めて投入され、 ここでも砂糖、醤油を軽くかけるだけで水は入れない。
ここからの分は、玉子を使って食べても良い、ということだった。


最初に焼き上がった松阪牛

極上松阪牛 (あとで撮ったので減ってますが…)
向こう側に見えるのは砂糖です

すき焼き

味は…。おいしいのはおいいしいのだが……うーん、よくわからない。
極上すきやき1人前 6200円で、座敷で日本庭園を眺めながら、料理は店の 人にしてもらうわけだから、相対的に肉の値段は推定できるのであるが、その値段だったら、このくらいかな、という感じである。
次回は和田金に行きたいと思う。

「海津」では、かなりゆっくりしてから出かけた。
2時間くらい粘っていたのではないだろうか。
久しぶりに小林さんとゆっくりしゃべれる時間は、ほんとうに楽しい時間なのであるから。

つづく