あれー、今日、雨なんて言ってたっけ? 天気予報。
もうすっかり天気予報は信じられなくなってしまいました。
朝起きたときは、降ったり止んだりしていましたが、 出発しようと思ったとき、また降り始めました。
能代を経由し、八郎潟に入ります。
八郎潟までは、雨は小康状態だったのですが、 またドサっときそうだったので雨宿りできるところを探しました。
農協のスーパーマーケットの軒下に入ったとたんに、 にわか雨がダーッときました。グッタイミングでした。
アイスクリームを食べながら、今後の予定を立てたりしている間に、 雨が止みました。
にわか雨は許せます。
八郎潟ですが、ほんとどうってことないです。
地図を見て、八郎潟を走っているから八郎潟なのであり、 そうでなければ、普通の陸地を走っているのと何ら変わりありません。
八郎潟では、米はあんまり作っていなくて、今はメロンばっかり、 と聞いていたのですが、やっぱり米のほうがぜんぜん多いように思います。
八郎潟に、大潟富士という、日本で一番低い山がありました。
日本でいちばん低い山は、日和山とか、天保山とかいろいろありますが、 確かにこの大潟富士は低いです。
山の裾からの高さは8メートル(?)くらいあるのですが、 頂上は海抜0メートルなのだそうです。
この山の横に、登頂者が記帳できるようになっていたのですが、 さっそく記帳してきました。
ひとこと書けるようになっているのですが、 みんな面白いことを書いていて、なかなか笑えます。
大潟富士
大潟富士の登山者記帳簿
日本一低い山の碑(標高0メートルと書いてある)
次に秋田に入ります。
秋田は単に通過するだけにしようと思っていたのですが、 公園みたいなところで、次の予定を立てようと思い、 秋田城跡というところに行ってみました。
ところがこの秋田城跡、というのは、 名前とはぜんぜん違うシロモノだったのです。
なんと、ここは、多賀城跡と同様、中世の城跡だったのです。
「なんか思っていたのと違うなー」と思っていたら、 ボランティアガイドという方が近づいてきて、「よろしければ、ご案内いたしますよ」と言ってきた。 わたしは軽く通過するだけのつもりだったので、 はじめは丁重にお断りしたのですが、そのあと話しをしているうちに、だんだん見たくなってきて、 ガイドをしてもらうことにしました。
秋田城跡に残っている建造物はあまり多くありません。
井戸とか、建物跡、沼などが復元されています。
まだ発掘調査段階のところも多いですし、 家が建ってしまっていて、調査できないところもいっぱいありました。
多賀城は周囲は土塀だったのですが、 秋田城では、すごく立派な瓦の付いた建造物、塗り壁でした。
西暦700年頃に、こんな建築技術があったとは、驚きです。
道路もメチャ広いです。幅12メートルです。
(多賀城は、3期以降、幅22メートルの道路がありましたが)。
これらの遺跡は、ガイドの2人と、山形から来ているという、女性2人の観光客の人と回りました。
当時の町の様子とか、暮らしとか、そういうのを想像しながら巡っていくのは、 わくわくします。
ガイドの方、よくぞ、声をかけてくださいました、と思います。
秋田城跡
秋田城跡
秋田城跡
秋田城跡
秋田市には、秋田城跡のほか、久保田城跡というのがあります。
こちらは江戸時代の城跡です。
久保田城は、千秋公園という公園の中にあります。
秋田城跡を見たあと、こっちも行ってみました。
やっぱ、秋田城跡のほうがぜんぜん面白いです。
久保田城
久保田城
秋田を出て、角館を通過し、田沢湖に向かいます。
本当は、秋田に寄らないで、角館に寄って行こうと思っていたのですが、 角館は、今回はパスすることにします。
田沢湖と言えば、たつこ像です。
道路を走りながら、田沢湖に向かっていたら、 突如として真っ金きん!のたつこ像が現れるので、けっこう驚きます。
ほんとに金!です。
それ以外は、あんまり見るものがありません。
人に聞いていたら、十和田湖はいいけど、田沢湖はイマイチ、 と言っていましたが、ほんとうに言う通りでした。
たつこ像
田沢湖と岩手山
次に、田沢湖高原に入り、乳頭温泉郷の、孫六湯に行きます。
旅の途中で会った人によると、ここがいちばん良いらしいので、 行ってみることにしました。
温泉までの道が、かなり秘湯っぽくて雰囲気が良いです。
メチャ熱い湯でした。
でも、やっぱ温泉は熱いに限ります。
乳頭温泉卿 孫六の湯
乳頭温泉郷に、キャンプ場が2つほどあり、 そのどちからに泊まろうと思っていたのですが、 ひとつは、今は休業しているようでしたし、
もうひとつはメチャ高かったので却下です。
結局、今日は、田沢湖畔に戻り、 田沢湖キャンプ場というところでキャンプしました。
キャンプ場に着いたときに、1人のライダーと仲良くなったのですが、 彼は、温泉に行ってくると言って出かけたきり、22時頃まで戻ってきませんでした。
もうひとり、わたしのテントの近くにライダーが居たので、 その人としゃべっていました。
この人は、東京の検査士(?)ということで、論理的な方でした。
ライダーには珍しいタイプと思いますが、 いろいろな人としゃべれると面白いですね。