CREATE 1998/05/14

四国・九州ツーリング (21)
第5日目 (1998/05/03 Sun)


指宿

鹿児島の市内からちょっと外れたところに、指宿スカイラインというのがあり、 指宿の方面に延びています。この道路は単車で攻めるのが楽しいですね。 車の人もけっこう楽しめるようでした。
高原ぽいところを走るのですが、ときどき、海が覗くのですが、 それがたまらなく素敵です。
喜入の石油基地が風景をぶち壊すかと思えば、そうではなく、 石油基地も風景としてけっこうイケてます。

指宿スカイラインは、指宿までは通じていなくて、 そのちょっと手前のところまでなんです。 ちょうど、池田湖というのがあるところです。どうせたいしたものじゃないだろうけど、ついでなので、 行ってみることにする。
開聞岳という山はけっこう有名な山で、 池田湖の南側にあり、それが湖面に映って、なかなかいいです。 しっかり写真に収めました。

この池田湖というのは、体長2メートルの大うなぎとか、 謎の生物「イッシー」とかで売り出そうとしているようです。
でも、みやげもの屋とかも、ぜんぜん垢抜けしなくていけません。
駐車場も狭くて、なかなか車を入れられないし、駐車場の空き待ちの段階で、 池田湖の観光地としての全貌をすっかり把握できるくらいの底の浅さなので駐車場が空いていなければ、車を停めることなく、 旅立ってしまう観光客もいたのではないでしょうか (未確認)。
「イッシー」で売り出しているからなんでしょうか、 ここには、なんとなくウサン臭い雰囲気が漂っています。

このあとは、普通は指宿温泉に向かうところなんでしょうが、 わたしは開聞岳を1周することにします。開聞岳は薩摩富士とか呼ばれているのでしょうか。
すごくいいシルエットをしています。 北側から見たシルエットがいちばんすばらしかったです。西から南、東へと周りました。 南側から見たシルエットは、北から見たものほどではありません。 至近距離で走っていたからかも知れませんが…。
しかし、1周もすると飽きてしまいますね。
ところで、開聞岳の南側の道は、 農道みたいな感じで、ほとんど車が通っていません。途中、車がすれ違うのが厳しい場所がけっこうあったです。
わたしは単車なので、お構いなしですが、車の人は神経使うかも知れません。

開聞岳を1周して東側に抜けたので、次は指宿温泉かなと思ったのですが、 山川天然砂むし温泉に行きました。
受付が17時までだったのですが、 微妙に17時を廻っていたけど受付OKでした。
砂むし温泉というのは、脱衣場でゆかたに着替えて、海岸に出て、 砂に人が収まるくらいの浅い穴を開け、そこにゆかたのまま寝て、 係の人に砂をかけてもらいます。
砂がこんなに重くて息苦しいものとは、初めて知りました。 かけてもらう砂は、温泉の蒸気(?)で熱くなっているのですが、 もうちょっと暑ければいいのになと思います。
砂に埋められてから約15分間じっとしています。
15分間は目安で、自分で適当に見計らって起き上がればOKです。 でも、係の人が15分経ったら教えてくれるのか、 そうでないのかわからなかったので、はじめにその旨、教えておいてもらわないと、落ち着かなくていけません。
ゆかたは砂まみれになってしまうのですが、 そのあと、普通の温泉に浸かることができるので、 ここで砂とかいろいろ流せます。

つづく