CREATE 1998/06/08

四国・九州ツーリング (28)
第7日目 (1998/05/05 Fri)


島原、雲仙

団体さんといっしょになってしまったのは、ちょっと不運だとしても、許せない範囲のことではありません。
ある程度、騒がしいのは仕方ないとしても、 昨夜、わたしはとてもよく眠れたので、文句のつけようがなかったのです。

でも、今日の朝食時のわたしの扱いはちょっと許し難いものでした。
わたしの食べる場所がなかったのです。
だから、朝食は食べずに出発してしまいました。けっこうムカつきました。
昨夜に、朝食の時間をたずねたときに、ほうとうはもっと早く食べたかったのだけど、宿のほうの都合でこっちが7時に合わせたという経緯があったのです。
それなのに、7時に食堂に行ったらわたしの食べる場所がなかったのです。
さらに待って食べるのも時間がかかるし、ムカついているので、そうするのはためらわれました。
とっとと、気を取り直して出発することにしました。
民宿の人には文句を言っといたので、この件はこれでオシマイ。
気分をとりなおして出発します。

民宿は有明町にあったので、そこから島原を通って雲仙岳方面に進みます。 R251 から R57 に入ります。
島原は、4年前に通ったときには、火山灰が積もって、 町じゅうが火山灰で満ちていて、しかし、それに負けずに強く生きている、 そういうエネルギーを感じたものでした。
今は完全に復旧していますね。当時の面影は全くありませんでした。
エネルギーも当時のものは全く感じません。

R57 の雲仙のワインディングロードも、4年前に走ったときは、 すごくエネルギッシュで、大自然の息吹を感じたのですが、今回は、ごく平凡な印象しか受けませんでした。
何が変わったんでしょうかね。

雲仙の温泉街も、4年前には庶民的な感じを受けて、 好ましいと思えたのですが、今回はそれも感じませんでした。(雲仙地獄はさすがにすごかったですけどね)。
共同浴場の温泉にでも浸かってから行こうと思ったのですが、まだ営業をしていませんでした。やっぱり、8時じゃ早いみたいですね。

雲仙から山を降りて、小浜温泉というところでも共同浴場を探したのですが、こちらは営業していました。なんと、5時頃からやっているみたいです。
ここの共同浴場で温泉に浸かりました (140円でした。安いです)。
朝の温泉は気持いいですね。

共同浴場から出発しようと準備していると、 地元のおじいちゃんが 「みかん1箇やるろ」 と言ってみかんをくれました。
わたしもいっしょにベンチに座ってみかんを食べて、 その後、礼を言って出発します。

長崎に向かって国道を進みます。 わりとゆっくり走っているのですが、それもまたいいものです。

つづく