昨日のおっちゃんが、岩木山は素晴らしいから絶対に行け、 と言っていたので行ってみることにします。
鰺ヶ沢を通過し、岩木山へ向かいます。
シブいっすねー(鰺ヶ沢にて)
岩木山は8合目まで車で登ることができます。
そのためには、津軽岩木スカイラインという有料道路を通るのですが、 ここは7時30分にならないとゲートが開かないのです。
単車だから、横から入れないかなとか思ったけど、通れませんでした。
まったく。
開くまで待つことにしました。
7時30分にゲートが開き、津軽岩木スカイラインを上ります。
ここは、九十九折れの道が60カーブ以上続き、 低速コーナーリングの練習になりますね(笑)。
単車でも1160円と高いです。
高い割には、けっこうデコボコになって痛んでましたが…。
岩木山は、津軽岩木スカイラインの頂上、つまり8合目から、リフトに乗ると、頂上の近くまで上がれるのですが、朝早いので、まだリフトが動いていません。
スカイラインの頂上から歩いて登ります。
ここから頂上まで、約1時間かかります。
リフトと並行している登山道だけに、整備はあまり行き届いていません。
今日の天気は曇です。
視界は極めて悪いです。
下界から、霧が吹き上げてきて、寒いくらいです。
登山には、暑くなくて良いかも知れませんが。
頂上はものすごい霧で、風がメチャクチャ強いです。
視界はほとんどありません。
こういうのもいいかも知れません。
わたしが朝一番の登山者のはずなのですが、頂上には2人いました。
多分小屋に住んでいるのでしょう。
ひとりは枯れ木を燃やしており、もうひとりは神社に居ました。
待っていても視界は良くなりそうもありませんでしたので、しばらく霧の風を楽しんで下山します。
天気が悪くとも、山は良いものです。
岩木山
岩木山8合目からの眺め
岩木山
岩木山頂上
岩木山から下山して、一旦鰺ヶ沢に引き返したあと、 海沿いに南下します。
このあたりの海岸は、変わった形の岩が多いし、海がきれいなので、 楽しめます。
けっこう南下したところに、黄金崎不老ふ死温泉というのがあり、 ここの露天風呂がけっこう変わっています。
(「ふ」だけ平仮名になっているのは、決して間違いではありません)。
海岸にひょうたん型の露天風呂があり、黄土色の温泉になっています。 すぐそこまで波が押し寄せてくるのです。
満潮のときは、風呂の中にまで入ってくるらしいです。
こりゃ、入ってみなあかんと思って、入ってみました。
ちょっと離れたところの本館に、お金を払ってから入ります。300円です。
ほんとに、「そのまんまやないけー」と思えるような温泉でした。
湯は、けっこう汚れていて、 底に黄土色のコケ(?)がいっぱいあって、ヌルヌルします。
マニアなら、「それがええんやないか」と言うでしょうが、 わたしはちょっと…。
露天風呂は、混浴と女性専用の2つありますから、女性でも安心、と言いたいところですが、あまり安心っぽくありません。
たぶん、実物をみたら、みんなそう思うと思います。
いちおう壁があるのですが、外から、めずらしげに見にくる人が絶えず、 女性専用のほうも気にせず覗いていましたから。
内湯もあるので、女性はたぶんここには来ないと思います。
岩崎村に入って、ここは白神山地エリアになります。
県道28号を東に向かえば、40キロくらい走れば、 暗門の瀧があるということなので、そっちに向かって走り始めました。
しかし、すぐにダートになり、しかもけっこう厳しいダートなのです。
オフロード車なら行けるでしょうが、バンディットには厳しいです。
進めるには進めるのですが、あまりスピードを上げることができないので、 いつになったら暗門の瀧まで辿りつけるかわからないからです。
結局、あきらめて引き返すことにしました。
下北半島で、あすなろラインを走ったときにも思いましたが、 今日も、オフロード車が欲しいと思ってしまいました。
特に、今日は、車が平気で走って行くのを見ると、ほんとクヤしかったです。
でも、あとで地図を確認したら、岩木山から直接行けば、暗門の瀧に近かったようですね。
結局、暗門の瀧に行くことができなくなったため、 時間がかなり余ってしまいました。
まず、十二湖に行きます。
昨日行った十三湖は、「十三湖」という1箇の湖ですが、 今日の十二湖は、12個(あるいはもっと多く)の湖の総称です。
命名規則が異なっているのに、両者は近くにある、 というのがけっこう不思議に思えました。
十二湖の感想ですが、ほんとイマイチでした。
単車を停めてゆっくりと歩く気にはなれませんでした。
十二湖
白神山地登山口
あと、白神山地への登山口もあったのですが、今から登るのは時間が足りません。
というわけで、今日は最後が中途半端になってしまいました。
早々と、今日の宿に行ってしまいます。
今日は白神温泉の静観荘というところに泊まることにしました。
8000円だったので、たまには贅沢もいいでしょう。
(結局、総額は1万円以上になってしまったが…)。
ところで、今回の旅は、27日間ということで、途中で洗濯をしながら、ということになるのです。
だから、宿に泊まるときには、洗濯ができるかどうかを尋ねて、 洗濯OKのところにしか泊まらないようにしていたのです。
当然、この静観荘も洗濯OKということだから、行ったのですが、 行ってみてビックリ。
なんと、今どき二漕式洗濯機だったのです!
二漕式の洗濯の仕方なんて、すっかり忘れていました。
やってみたら、完璧に思い出せたからそれはそれで良いのですが、こんなに面倒だったっけ?
何しろ、いちいち時間をチェックして、洗濯漕と脱水漕を移し替えなければなりません。
部屋までブザーの音が聞こえないので、 時間を憶えておかなければなりません。
忘れると、洗濯の時間が長くなってしまうだけではなく、いわゆる「注水すすぎ」でやっているので、 水がもったいないですからね。
また、移し替えるときに思ったのですが、昔の洗濯機って、洗濯物同士が、メチャ絡みます。
いちいちほどいてから、脱水漕に入れないといけません。
洗濯のときに洗濯物が絡むというのは、昔は常識だった筈なのに、今ではそんなこと忘れてしまっていました。
(技術の進歩は恐ろしいですね)。
全自動洗濯機がないくらいですから、当然、乾燥機なんてものもありませんでした。
乾燥機なしで、次の朝までに乾くのか、と思ったのですが、 乾かさなければ仕方ないですね。
…というか、乾かなければ、生乾きのまま、かばんに入れて出発することになるのかー。
いやだなー。
静観荘の部屋ですが、かなりボロかったです。
食事はまあまあですね。
サザエのつぼ焼きは嬉しいですね。
カニは面倒な割には、それほどおいしいものではありませんでした。
値段が高い割には、あまり良い宿ではありませんでしたので、 次回は来ないでしょう。